自分を出す
「ちえちゃんって呼んでください」
自己紹介でこう言えるようになったのは、ここ2ヶ月くらい。
それまでは「呼んでくれる名前で良いです」というスタンスでした。
周りの目を気にしていたんですね。
それと…
姑息な手段ですが、私は相手の人の中でどんな存在なのか知りたかった…という気持ちもあったのかもしれません。
他県から引っ越しをした関係で年中さんから入った保育所、そこは初めて出た『社会
』でした。
近所の友達は数名いましたが、ほとんど家族の中だけの生活。だからなのか友達の中に入って行けなくて、お友達と楽しく遊んでいる人が羨ましかった記憶があります。
しかも、自分の事を「ちえこねー…」と言っていたけど、何故だか保育所の同じクラスの男の子に『わたし』と何回も直された記憶があり、それ以来自分の名前も嫌いになってしまったのかもしれません。
社会人になっても名前で呼んでくれる人はほんの数名。
結婚したら『狩野さんの奥さん』。
子どもが生まれたら『◯◯のママ』。
私は誰~?な感じ(笑)
でもそれも悪くないなぁ…なんて思っていた時期もありました。今思うとこれは自己犠牲の一つだったのかもf(^_^)
でもね、趣味で始めたジャグリング仲間や大道芸関係の友達は『ちえさん』って呼んでくれたんです。
ここは『私』でいる場所だから、家族は関係ないんですよね。
そこから少しずつ「この名前、かわいいかも」と思えるようになってきました。
その後始めたマリンバとギタースクール関係では『ちえちゃん』。
しかも自然発生的にそう呼んでくれる人が増えて来ました。
そしてついに『千恵子』と呼び捨てにしてくれる人が現れました(笑)
過去に私をこう呼んだのは3人の親友だけだから新鮮~😆
以前だったらそう呼ばれるとくすぐったくて居心地が悪かったのに、全くそんな感じがしないから不思議。
自分を認められて来ているのかなとちょっと嬉しく思いました。
自分が自分がー!と『我』を出すのではなく、私なんて…と卑下するのでもなく、その場にいて良いんだと思えるようになったからかしら(*^O^*)
みんなと一緒。
あなたも私もおんなじ。
だからこのままの私を知ってね、そう思って良いんだよー。
そんな事をここ数ヶ月で学びました。
自分を出すって言うと悪く取られがちだけど、自分を認める…つまり自己肯定がとっても大切なんですね。